「OG-15」オーダー開始。

Leather JKT 2025

「A-2」モチーフのオヤジJKT。

学生時代、アルバイト代を握りしめ、代官山の小さな店舗で購入したラセットブラウンの「A-2」。シンプルなデザイン。体に吸い付くタイトシルエット。馬革の匂いと色。瞬く間に「A-2」の虜になった。

この「OG-15」というジャケットは、数多の「A-2」に袖を通してきたオガワが脳内で描き続けてきた「不要なディテール」「改良したいディテール」「着丈の変更」など、すべての欲求を反映し、具現化した理想の「A-2」と言っても過言ではない。

「OG-15」の企画から発表に至るまでのプロセス、ディテールに込めたこだわりはアーカイブ「Leather JKT 2021」に書いているので、興味があるブラザーはぜひご覧頂きたい。

昨シーズン、「OG-15」は鹿革モデルを発表したため、馬革モデルは赤馬「RED BROWN」のみのリリースだった。その結果、カーコート「OG-12」と同様、多くのブラザーから「BLACK」の再販を求める声が寄せられた。

ご要望にお応えして、今シーズンはハンドフィニッシュの「BLACK」、そして手染めの「RED BROWN」の2色をリリースすることに決めた。

オヤジの黒い革ジャンパー。

<BLACK>

まだハイテク素材が普及していなかった子供の頃に見た、街中のオヤジが着ていた革ジャンパー。それは、袖リブ&裾リブが付いた、ペラペラの黒革で作られたタイトな革ジャンパー。そんな記憶が脳内に残っている。

抜群に柔らかいハンドフィニッシュの馬革と、リブが付いた「OG-15」の組み合わせ。馬革は1.3ミリ厚なのでペラペラではないが、まさに子供の頃に見た「オヤジの革ジャンパー」を彷彿とさせる佇まいだ。

「OG-15」は本当に使えるジャケットである。袖と裾にリブが装着されるだけで、着心地は格段に快適になる。夜風が涼しくなると、深夜コンビニに行く時に「OG-15」を羽織ることが多い。ボトムはスウェットパンツ。コンビニのガラスに映るオヤジくさい自分の姿を見つけては、ほくそ笑む。

コテコテのアメカジスタイルから、深夜のコンビニスタイルまで。そして「A-2」愛好家にも自信を持ってオススメできる「OG-15」。長年着込んで、ブラックボディにオレンジを帯びた明るい茶下地が滲み出てくる頃には、究極の「オヤジの革ジャンパー」に育っていることだろう。

「OG-15」のために生まれた赤馬。

<RED BROWN>

今でこそ「OG-2」や「OG-12」の赤馬モデルが人気だが、元々は「OG-15」のために作り上げた馬革であることを忘れてはいけない。学生時代に手に入れたラセットブラウンの「A-2」。太陽の光を浴びた時の強烈な「赤」。赤馬の原風景はそこにある。

昨シーズンから「ムラ無し」に変更した手染めの赤馬。それまでの荒々しい色ムラが無くなることで赤馬特有の「ヤンチャ感」が失われてしまうのでは……というブラザーの心配を見事に裏切り、さらに「ヤンチャ感」を増した赤馬へと生まれ変わった。ひと言で言えば、赤味が格段に増した。

赤馬の「OG-15」は絵になるジャケットである。夜景が見える焼肉屋でも、仕事部屋の椅子に放り投げた姿も、美しい。

そしてまた、個人的な執着が特に強い一着ゆえ「赤馬の15」に袖を通すと心が落ち着くのだ。学生時代を思い返し、脳内に広がる心地良い懐かしさ。そして、優しく肌に触れるリブが与えてくれる肉体的安心感。

オガワのように、若かりし頃「A-2」に夢中になったブラザーも多いはずだ。気が付けばオヤジと呼ばれる世代になり、好みも体型も変化していることだろう。

「A-2」の短い着丈が恥ずかしかったり。ミリタリー然とした肩のエポレットが苦手だったり。太い首で閉まらないから襟ホックが要らなかったり。膨らんだお腹のせいでフロントを開けて着用したいのに前立てが邪魔だったり。

若かりし頃、同じ興奮、同じ匂いを感じたブラザーが、数十年の時を経て「OG-15」を迎えてくれたなら……これほど嬉しいことはない。

Detail of OG-15 Red Brown.

フライトJKT「A-2」の魅力でもある一枚革の背中を「OG-15」にも継承。当時の兵士たちのように、オリジナルのバックペイントを入れて楽しみたい。

「A-2」をモチーフにしてデザインしたラベルゆえ、「OG-15」に似合わないはずがない。襟には可能な限り、馬革のシボの多い部位を使う。

ポケット&フラップにも可能な限りシボを使う。シボの量や表情には個体差があることを、予めご了承頂きたい。

「A-2」同様、脇下には換気用アイレットを装備する。汗かきなオガワには嬉しいディテール。

YKKがヴィンテージを元に復刻したユニバーサル。馬革同様、経年変化を楽しめるジッパーだ。

左身頃の内側にはファクトリーである「Y’2 LEATHER」のラベルを縫い付けている。
彼らの協力なくして「赤馬」そして「OG-15」は誕生しなかった。

<サイズチャート>

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■バスト:胸回りをぐるりと1周した寸法
■袖丈:肩の頂点から袖の先端までの曲線距離
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※おおよその身幅(左右の脇下の直線距離)は、上記バスト寸法から2センチを引いて、半分に割った数値となります。
※「Original Garment Brothers」のレザーJKTは、スタイルによる着用感の違いはありますが、基本的にどのモデルもサイズ感を統一しています。

<価格>
13万8000円(税抜)
※全サイズ共通
※一部入金によるオーダーも可能です。詳細は「O.G.BROS.SHOP」の商品ページをご確認ください。

<素材>
馬革(フルベジタブルタンニン鞣し)

<カラー>
レッドブラウン(手染め)
ブラック(ハンドフィニッシュ/茶下地)

<革厚>
1.3ミリ

<納期>
2026年2〜3月(順次デリバリー)

オーダーを受けてから革を仕込むため、タンナーの作業状況、天候等によって早まる場合もあれば、遅れる場合もあります。今後の社会情勢による流通への影響などにより、納期が大幅に遅れる可能性もあります。そのことをご理解の上、オーダー頂きますようお願いいたします。納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方は、オーダーをお控えください。

納期に大幅な遅れが生じる場合には、当方より個別にご連絡を差し上げますので、納期内(2026年2〜3月末)における詳細スケジュール等のお問い合わせはご遠慮頂きますようお願いいたします。「1日でも早く手にしたい」と思って頂けることは非常に嬉しいことですが、当方からファクトリーに個別の納期確認をする度に作業がストップしてしまうため、ご理解とご協力をお願いいたします。

例年、1か月半〜2か月ほどのオーダー期間を設けていますが、想定を超えるオーダーが集まった場合には告知することなくオーダー受付を終了させて頂くことがあります。

以下も必ずご確認ください。

※お一人様、各モデル一着のオーダーとさせて頂きます。異なるモデル(例えば「OG-2」と「OG-29」)、同一モデルでも色違い・素材違い(例えば「OG-2」の馬革モデルと鹿革モデルなど)は可能です。
※オーダー時に商品代金の全額(別途送料含む)、もしくは一部前金として3万円(税抜)のお支払いをお願いします。
※一部前金として3万円(税抜)をお支払い頂いた場合は、ジャケット完成時に残金10万8000円(税抜)+送料1000円(税抜)をお支払い頂きます。
※メールによるジャケット完成のご連絡後、5日以内に残金のお支払いをお願いいたします。
※完全受注生産のため、ご購入者様のご都合による予約のキャンセル、モデル変更、サイズ交換、返品、返金はできませんのでご注意ください。
※シワやシボの量や場所、色味には個体差があります。それらに関するリクエストやお問い合わせ、クレームは一切お受けできません。
※天然の「傷」「血筋」「トラ目」などが入る場合もあります。
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。
※写真のジャケットは着用サンプルです。お届けするのは新品のジャケットとなります。
※移染する場合がありますので、他の衣類や物に接する場合はご注意ください。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や着用により、ジッパーやボタン、リベットが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※肌や体に異変を感じた場合はすぐに着用を中止し、医師にご相談ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※当製品における他製品への、色移り、汚損、破損、欠損、損害など、いかなる場合でも責任を負い兼ねますので、取り扱いには十分ご注意ください。
※オーダーを頂いた時点で、上記(納期も含む)、「O.G.BROS.WEB」「O.G.BROS.SHOP」内のすべての記載事項について、ご了承頂いたものとさせて頂きます。

オーダーは「O.G.BROS.SHOP」にて

O.G.BROS.SHOP

<メール受信に関して>
主に携帯キャリアメール(docomo、ezweb、softbankなど)において、オーダー時の自動送信メールは届いているにも関わらず、その後の手動メールが届かない事例が多発しております。オーダー確認後、1〜2日以内には必ず手動メールをお送りしていますので、オーダー手続きから3日以上経過してもメールが届かない場合には、大変お手数ですが(shop@ogbros.shop-pro.jp)までご連絡頂けますようお願いいたします。

オーダー前に、ショップアドレス(shop@ogbros.shop-pro.jp)の受信設定をして頂くと確実です。

Gmailアドレス宛の場合、迷惑メールフォルダなどの別フォルダに振り分けられることも多くなっておりますので、お問い合わせ前にご確認くださいますようお願いいたします。