不良オヤジの一張羅。
2020年の発表から現在に至るまで、「OG-2」に次ぐ人気を集めている「OG-12」。若造には似合わない不良オヤジの一張羅。「威風堂々」という形容が相応しい馬革のカーコートは、「Original Garment Brothers」第二の定番モデルとして不動の地位を確立している。
昨シーズンは鹿革のカーコートを発表したため、馬革のカーコートは赤馬「RED BROWN」のみのリリースとさせて頂いた。ところが、オーダーが開始されるや「馬革ブラックはオーダーできないのか」「なぜ馬革ブラックが無いんだ」というお叱りのメッセージが多数寄せられることとなった。
定番は定番で在り続けなければいけない。ブラザーの声によって、あらためて気付かされた。今シーズンの「OG-12」は再び「BLACK」をラインナップに戻し、「RED BROWN」と共に2カラー展開とさせて頂くことにした。
「OG-1」の馬革を受け継ぐ、唯一のジャケット。


<BLACK>
今シーズン、ブラックの馬革を使ったモデルは全4モデル。他3モデルはハンドフィニッシュの馬革を使うが、この「OG-12」だけは「OG-1」から長年使い続けてきたフルベジタブルタンニン鞣し、素上げの馬革で仕立てる。
日本国内の小さなタンナー。頑固一徹な職人が秘伝のレシピで鞣す馬革。タンニンをたっぷりと含み、繊維がギュッと締まったタフな馬革。ハンドフィニッシュよりも屈強な馬革ゆえ、体に馴染むまでに時間を要するが、手懐ければ生涯にわたって忠実な相棒になってくれる。

茶下地の色も異なる。上写真、オレンジを帯びた明るい茶下地がハンドフィニッシュの馬革(手前)。「OG-12」に使う馬革は、落ち着いたダークブラウンの下地となる(奥)。
凛とした佇まい、自信に満ち溢れた男が羽織るカーコートには、この馬革が相応しいと判断した。
昨年掲載できなかった、ムラ無しの「赤馬12」。


<RED BROWN>
手染め、ムラ無しの赤馬で作る「OG-12 RED BROWN」は、昨シーズンからの継続モデルとなる。
昨シーズンは新モデルのサンプル製作が非常に多く、生産スケジュールやコストの問題から、加工によるイメージ画像を掲載した。今シーズンはあらためて、実物のサンプルを撮影し、紹介させて頂きたい。
結論から言ってしまえば、かなりヤンチャで挑戦的なカーコートに仕上がった。色ムラを無くすため、しっかりと赤茶色の染料を手染めで擦り込んでいるため、今までの赤馬と比べて赤味が非常に強い。
あくまで「赤茶色」という設定だが、見る人が見れば「赤」そのもの。カーコートは丈が長く、馬革の面積が広いため、他の赤馬JKTよりも圧倒的に赤が際立つ。

昨シーズンにオーダーしてくれたブラザーの生産と同じタイミング、今年の2月に完成したオガワの「OG-12 RED BROWN」。上は手元に届いた翌日、毎年2月のルーティンである川崎大師での厄除け、護摩祈祷の際に連れ出した時の写真だ。
参道を歩いている時、日の光を浴びて豪快な赤っぷりを発揮した己のカーコート。少々怯んで日陰を歩き、人目を避けるように買う気もないのに土産屋に入った自分が情けない。オールバックにサングラスという一風変わった風貌ゆえ、他人にジロジロ見られることには慣れているが、少々ヒヨった。それほどの赤馬改め暴れ馬である。
この愛すべき暴れ馬を調教してくれる骨太なブラザーからのオーダーを、今年も心待ちにしている。
Detail of OG-12 Red Brown.

ヴィンテージモチーフのカーコートに多く見られるチンストラップ、実際に活用する人はどれだけいるのだろうか。トップボタンと共に排除し、開襟シャツのようなシンプルな首元にした方が数倍、数十倍、クールになる。

「Original Garment Brothers」のレザーJKTは、襟の美しさに定評がある。「OG-12」も然り。襟裏に台襟を設けることで、収まりが良く、立体的な凛とした襟を実現している。

他モデルと同様、外袖、内袖、2枚のパーツのみで構成した、シンプルな筒状の袖。

馬革の裁断都合により分割されることが多い身返しも、一枚革にこだわる。着丈の長いカーコートでは贅沢なディテール。

ポケットは6ミリ幅の両玉縁仕様。ポケットは深さがあり、ショートウォレット「OG-9」がすっぽりと収まる。


「ORIGINAL GARMENT BROS.」の刻印が入った黒塗りボタン。使い込むとブラック塗装が剥げて下地の真鍮色が現れる。馬革と共にエイジングが楽しめるディテール。

左身頃の内側には生産ファクトリーである「Y’2 LEATHER」のラベルを縫い付けている。高品質ジャケットの証でもある。
<サイズチャート>

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■バスト:胸回りをぐるりと1周した寸法
■袖丈:肩の頂点から袖の先端までの曲線距離
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※おおよその身幅(左右の脇下の直線距離)は、上記バスト寸法から2センチを引いて、半分に割った数値となります。
※「Original Garment Brothers」のレザーJKTは、スタイルによる着用感の違いはありますが、基本的にどのモデルもサイズ感を統一しています。
<価格>
13万8000円(税抜)
※全サイズ共通
※一部入金によるオーダーも可能です。詳細は「O.G.BROS.SHOP」の商品ページをご確認ください。
<素材>
馬革(フルベジタブルタンニン鞣し)
<カラー>
レッドブラウン(手染め)
ブラック(茶下地)
<革厚>
1.3ミリ
<納期>
2026年2〜3月(順次デリバリー)
オーダーを受けてから革を仕込むため、タンナーの作業状況、天候等によって早まる場合もあれば、遅れる場合もあります。今後の社会情勢による流通への影響などにより、納期が大幅に遅れる可能性もあります。そのことをご理解の上、オーダー頂きますようお願いいたします。納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方は、オーダーをお控えください。
納期に大幅な遅れが生じる場合には、当方より個別にご連絡を差し上げますので、納期内(2026年2〜3月末)における詳細スケジュール等のお問い合わせはご遠慮頂きますようお願いいたします。「1日でも早く手にしたい」と思って頂けることは非常に嬉しいことですが、当方からファクトリーに個別の納期確認をする度に作業がストップしてしまうため、ご理解とご協力をお願いいたします。
例年、1か月半〜2か月ほどのオーダー期間を設けていますが、想定を超えるオーダーが集まった場合には告知することなくオーダー受付を終了させて頂くことがあります。
以下も必ずご確認ください。
※お一人様、各モデル一着のオーダーとさせて頂きます。異なるモデル(例えば「OG-2」と「OG-29」)、同一モデルでも色違い・素材違い(例えば「OG-2」の馬革モデルと鹿革モデルなど)は可能です。
※オーダー時に商品代金の全額(別途送料含む)、もしくは一部前金として3万円(税抜)のお支払いをお願いします。
※一部前金として3万円(税抜)をお支払い頂いた場合は、ジャケット完成時に残金10万8000円(税抜)+送料1000円(税抜)をお支払い頂きます。
※メールによるジャケット完成のご連絡後、5日以内に残金のお支払いをお願いいたします。
※完全受注生産のため、ご購入者様のご都合による予約のキャンセル、モデル変更、サイズ交換、返品、返金はできませんのでご注意ください。
※シワやシボの量や場所、色味には個体差があります。それらに関するリクエストやお問い合わせ、クレームは一切お受けできません。
※天然の「傷」「血筋」「トラ目」などが入る場合もあります。
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。
※写真のジャケットは着用サンプルです。お届けするのは新品のジャケットとなります。
※移染する場合がありますので、他の衣類や物に接する場合はご注意ください。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や着用により、ジッパーやボタン、リベットが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※肌や体に異変を感じた場合はすぐに着用を中止し、医師にご相談ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※当製品における他製品への、色移り、汚損、破損、欠損、損害など、いかなる場合でも責任を負い兼ねますので、取り扱いには十分ご注意ください。
※オーダーを頂いた時点で、上記(納期も含む)、「O.G.BROS.WEB」「O.G.BROS.SHOP」内のすべての記載事項について、ご了承頂いたものとさせて頂きます。
オーダーは「O.G.BROS.SHOP」にて
O.G.BROS.SHOP<メール受信に関して>
主に携帯キャリアメール(docomo、ezweb、softbankなど)において、オーダー時の自動送信メールは届いているにも関わらず、その後の手動メールが届かない事例が多発しております。オーダー確認後、1〜2日以内には必ず手動メールをお送りしていますので、オーダー手続きから3日以上経過してもメールが届かない場合には、大変お手数ですが(shop@ogbros.shop-pro.jp)までご連絡頂けますようお願いいたします。
オーダー前に、ショップアドレス(shop@ogbros.shop-pro.jp)の受信設定をして頂くと確実です。
Gmailアドレス宛の場合、迷惑メールフォルダなどの別フォルダに振り分けられることも多くなっておりますので、お問い合わせ前にご確認くださいますようお願いいたします。