「5」「15」も新たな黒馬で。

Leather JKT 2023

ワークにハマる、理想の馬革。

「OG-20」のために仕込んだ新たな馬革。サンプル製作から1か月ほど前、革が仕上がった時点で横浜のオガワの自宅に送ってもらい、事前にじっくりと確認させてもらっていた。

大きな半裁革での確認だったが、ジャケットに仕立て、着込めば、見る者を圧倒する迫力のエイジングが手に入ることは容易に想像がついた。それほど、質感、風合い、シボ、しなやかさ、すべてにおいて理想的な馬革だった。

「OG-20以外にも使ってみたい」そんな欲求が湧き上がった。ワークJKTであるGジャンをベースにした「OG-5」。フライトJKT「A-2」という究極の作業服がモチーフの「OG-15」。「OG-20」と同様、ワークの要素も併せ持つこの二着なら、間違いなくピタリとハマる。そう確信した。

脳内に確固たるイメージが出現すると、もはや自分自身でも止めることはできない。すぐさまワイツーレザーの梁本社長に連絡を入れ、打診。二つ返事で快諾して頂いた。

撮影当日、ファクトリーでは「OG-20」だけでなく「OG-5」、追って紹介する鹿革の「OG-2」、合計三着のサンプル製作が行われた。「A-2」モチーフの「OG-15」のみ後日の製作となったが、多忙を極める中、最高の技、最高のモチベーションで製作にあたってくれた職人たちには心より感謝したい。