「OG-12 Ver.Deer」オーダー開始。

Leather JKT 2025

袖を通すと、病みつきになる。

2024年に発表した、鹿革カーコート「OG-12」。この一着は、2025年も継続してリリースすることにした。

鹿革は強靭な革としても知られ、引き裂き強度は牛革や馬革以上。そのため、古くから武具にも用いられてきた歴史のある素材だ。一方で、体が小さく活発に走り回る鹿は傷が多く、衣料品に使える傷が少ない鹿革は貴重となる。

「OG-12 Ver.Deer」で使用するのは、鹿革専門タンナー「藤岡勇吉本店」の極上の鹿革だ。フルベジタブルタンニン鞣しで仕上げた厚みのある鹿革から、傷が少ない希少な鹿革を厳選。さらに1.5ミリ均一に割ってから、ジャケットに仕立てている。贅沢この上ないカーコートである。

シチュエーションを選ばず、どんな場所、どんなスタイルにも対応してくれる守備範囲の広さも魅力だ。高級レストランでのディナーやビジネスシーン、日常のカジュアルユースからネーミングの由来であるクルマのドライブまで。一度でも袖を通せば、ストレスフリーな着心地も相まって、手放せない存在になる。

正確に回数を数えたわけではないが、オガワ自身、昨シーズンもっとも袖を通したジャケットかもしれない。職人との打ち合わせも、焼肉を喰らう時も、こいつに袖を通していた。それほど溺愛している鹿革の相棒である。

1シーズン着用してわかったことだが、密に絡み合った繊維構造を持つ鹿革は、意外に暖かい。少し長めの着丈は、冷気で腹部が冷えるのを防いでくれる。秋、冬、春と長く付き合える一着と言えるだろう。

品質と価格に絶対の自信あり。

「藤岡勇吉本店」のフルベジタブルタンニン鞣しの鹿革。ワイツーレザーの熟練職人によるハンドメイド。価格をウリにすることは好きではないが、この品質の鹿革カーコートが14万8000円(税抜)。どこにも負けない「不良オヤジの一張羅」に仕上がっていると自負している。

年々上質な原皮の確保は困難になり、革代も高騰し続けている現状。今後、やむを得ず値上げを決断することもあるかもしれないが、出来る限り踏ん張って、ブラザーに最高品質の一着をお求めやすい価格で届けたいと考えている。

それが「Original Garment Brothers」という無名のブランドに興味を持ってくれたブラザーに対する礼儀であり、感謝の気持ちでもあるのだ。

Detail of OG-12 Ver.Deer.

鹿は体が小さいため、カーコートのように丈が長く大判の背中に使うのは非常に贅沢。革の裁断効率を考慮して、背中を縦割り(左右に分割)しているカーコートも多いが、オガワはこの大判の背中にこだわり続ける。

外袖と内袖、2枚のパーツで構成されるシンプルな袖。パーツの裁断効率から内袖を分割しているジャケットも多いが、贅沢に一枚取りしている。

身返しも贅沢な一枚革で仕立てている。カーコートのように着丈の長いジャケットでは、特に贅沢なディテールとなる。

レザー製カーコートでは樹脂ボタンを糸で縫い付けていることが多い。洒落た雰囲気を演出するが、糸がほつれて外れやすいというデメリットがある。「OG-12 Ver.Deer」ではタフさを優先し、オリジナル刻印入りのブラックメタルボタンを採用している。

縫製が難しいとされる鹿革だが、ワイツーレザーの熟練職人の手によって細部まで美しい見事な仕上がりを実現している。「OG-12 Ver.Deer」を迎えてくれたブラザーは、職人技をじっくりと堪能して頂きたい。

<CAUTION>
体が小さく、活発に走り回る鹿には傷が多い。耐久性に影響を及ぼす大きな傷は裁断で避けるが、小さな傷は多少を問わず入ることを予めご了承頂きたい。また、鹿革の個体差、染色の具合によって、若干の色ムラやシミが入ることもある。それらは天然素材、ハンドメイドの魅力のひとつでもある。そのことをご理解ご了承の上、オーダー頂きたい。

<サイズチャート>

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■バスト:胸回りをぐるりと1周した寸法
■袖丈:肩の頂点から袖の先端までの曲線距離
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※おおよその身幅(左右の脇下の直線距離)は、上記バスト寸法から2センチを引いて、半分に割った数値となります。
※「Original Garment Brothers」のレザーJKTは、スタイルによる着用感の違いはありますが、基本的にどのモデルもサイズ感を統一しています。

<価格>
14万8000円(税抜)

※全サイズ共通
※一部入金によるオーダーも可能です。詳細は「O.G.BROS.SHOP」の商品ページをご確認ください。

<素材>
鹿革(フルベジタブルタンニン鞣し)

<カラー>
ブラック

<革厚>
1.5ミリ

<納期>
2026年2〜3月(順次デリバリー)

オーダーを受けてから革を仕込むため、タンナーの作業状況、天候等によって早まる場合もあれば、遅れる場合もあります。今後の社会情勢による流通への影響などにより、納期が大幅に遅れる可能性もあります。そのことをご理解の上、オーダー頂きますようお願いいたします。納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方は、オーダーをお控えください。

納期に大幅な遅れが生じる場合には、当方より個別にご連絡を差し上げますので、納期内(2026年2〜3月末)における詳細スケジュール等のお問い合わせはご遠慮頂きますようお願いいたします。「1日でも早く手にしたい」と思って頂けることは非常に嬉しいことですが、当方からファクトリーに個別の納期確認をする度に作業がストップしてしまうため、ご理解とご協力をお願いいたします。

例年、1か月半〜2か月ほどのオーダー期間を設けていますが、想定を超えるオーダーが集まった場合には告知することなくオーダー受付を終了させて頂くことがあります。

以下も必ずご確認ください。

※お一人様、各モデル一着のオーダーとさせて頂きます。異なるモデル(例えば「OG-2」と「OG-29」)、同一モデルでも色違い・素材違い(例えば「OG-2」の馬革モデルと鹿革モデルなど)は可能です。
※オーダー時に商品代金の全額(別途送料含む)、もしくは一部前金として3万円(税抜)のお支払いをお願いします。
※一部前金として3万円(税抜)をお支払い頂いた場合は、ジャケット完成時に残金11万8000円(税抜)+送料1000円(税抜)をお支払い頂きます。
※メールによるジャケット完成のご連絡後、5日以内に残金のお支払いをお願いいたします。
※完全受注生産のため、ご購入者様のご都合による予約のキャンセル、モデル変更、サイズ交換、返品、返金はできませんのでご注意ください。
※シワやシボの量や場所、色味には個体差があります。それらに関するリクエストやお問い合わせ、クレームは一切お受けできません。
※天然の「傷」「血筋」「トラ目」などが入る場合もあります。
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。
※写真のジャケットは着用サンプルです。お届けするのは新品のジャケットとなります。
※移染する場合がありますので、他の衣類や物に接する場合はご注意ください。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や着用により、ジッパーやボタン、リベットが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※肌や体に異変を感じた場合はすぐに着用を中止し、医師にご相談ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※当製品における他製品への、色移り、汚損、破損、欠損、損害など、いかなる場合でも責任を負い兼ねますので、取り扱いには十分ご注意ください。
※オーダーを頂いた時点で、上記(納期も含む)、「O.G.BROS.WEB」「O.G.BROS.SHOP」内のすべての記載事項について、ご了承頂いたものとさせて頂きます。

オーダーは「O.G.BROS.SHOP」にて

O.G.BROS.SHOP

<メール受信に関して>
主に携帯キャリアメール(docomo、ezweb、softbankなど)において、オーダー時の自動送信メールは届いているにも関わらず、その後の手動メールが届かない事例が多発しております。オーダー確認後、1〜2日以内には必ず手動メールをお送りしていますので、オーダー手続きから3日以上経過してもメールが届かない場合には、大変お手数ですが(shop@ogbros.shop-pro.jp)までご連絡頂けますようお願いいたします。

オーダー前に、ショップアドレス(shop@ogbros.shop-pro.jp)の受信設定をして頂くと確実です。

Gmailアドレス宛の場合、迷惑メールフォルダなどの別フォルダに振り分けられることも多くなっておりますので、お問い合わせ前にご確認くださいますようお願いいたします。