「The Magazine 003」発売。(終了)

「The Magazine」(End)

こいつも立派なプロダクト。

2018年に「Original Garment Brothers」を立ち上げてから現在に至るまで、数々のプロダクトを企画、発表してきた。そのどれもがオガワにとって大切な存在であり、ひとつたりとも欠けてはならない。

それは「The Magazine」も同じことだ。雑誌編集者として生きてきた20年余り。その経験がなければ、今日の「Original Garment Brothers」は存在しない、そう断言できる。

生意気なことを言うようだが、雑誌の面白さ、奥深さ、そして難しさを知っている。そして、雑誌作りには中毒性があることを己の体が覚えている。

編集者時代、時間に追われ、締め切りに追われ、何日も編集部で徹夜をした苦しい日々。にも関わらず、長きに渡り雑誌を作り続けてきたのは、本が刷り上がり、カタチになった瞬間の高揚感、それに尽きる。

2018年に出版社を退社し、「Original Garment Brothers」を立ち上げた。そして、2020年「The Magazine」創刊。

出版社に勤務していた時に手掛けた雑誌とは、あまりにも性質が異なる媒体。費やせる予算や人員、発行部数……、規模は足元にも及ばないほど小さい。だが、A5サイズの小さな媒体に込めた情熱は、かつて手掛けていた全国誌に注いだそれと何ら変わりはない。むしろワクワクは数倍にも膨らんでいる。

何の制約も受けない一冊。

出版社時代に手掛けてきた、いわゆる書店流通の雑誌には一定のスタイルがある。もちろん媒体にもよるが、基本的には「目次」があり「巻頭特集」があり「コラム」がある。お金を頂いて記事を作る「タイアップ」もある。定期刊行物であれば「連載」もある。

それだけじゃない。言い方は悪いが「箸休め記事」「ページを埋めるための記事」も存在する。文章においても、表記の統一、最低限の正しい文法を守ることが求められる。

当時のオガワは年間10冊以上の雑誌を手掛けていたので、このようにフォーマットが確立された誌面は制作効率がいい。

一方で、雑誌を作れば作るほど「何の制約も受けない雑誌を作りたい」という欲求が生まれる。雑誌編集者であれば誰もが共感してくれるはずだ。

予算や売上、広告に左右されない、自分の好きなモノコトだけを取り上げた一冊。ページ数の大小に関わらず、すべてが特集記事のような一冊。そして、表記の統一や正しい文法よりも、魂の言葉を並べた一冊。

それが「The Magazine」を立ち上げた理由である。

My Lifework.

今回販売を開始する「The Magazine 003」には、2023年モデルのレザーJKTをはじめ、各プロダクトの詳細、これからオーダー受付を開始する「OG-9/Ver.Nama-Nari」や茶馬で仕立てる「OG-6」の企画エピソードを紹介している。

それ以外にも、ブラザーから問い合わせが多い「メンテナンス」の方法、オガワの大好物である珍奇植物や腕時計の記事も掲載している。

だが、まだまだページが足りない。

レザーJKTやデニムJKT、ウォレット、バッグ……。モノ作りに終わりが無いように、マガジンの制作にもゴールは無い。

ブラザーと共有したいモノコトは尽きないどころか、日々脳内に湧き出てくる。現状128ページという限られた誌面では、到底すべてを紹介することはできない。

ゆくゆくは年二回の定期的な刊行を目指しているが、なにぶん、プロダクトの企画から打ち合わせ、受注作業、検品、梱包、発送までを一人で行う個人事業主。その目標は未だ達成できていない。

だが、どんなに忙しくても、どんな苦境に立たされても、「Original Garment Brothers」が続く限り「The Magazine」の制作を止めることはない。

オガワにとって規模や知名度はどうでもいい。極論、誰ひとり購入してくれなくても構わない。自分にとって重要なのは「生涯編集者」、ライフワークとして「The Magazine」を作り続けることなのである。

最後になるが、「The Magazine 003」は毎度のことながら暑苦しい。暑苦しい文字、しみったれた文字が並ぶ。文章のみならず、写真もデザインもオガワが手掛けているので、手作り感も半端ない。見苦しい点も多々あるとは思うが、少しでもブラザーとワクワクを共有できれば幸いである。

数に限りはあるが、興味を持ってくれたブラザーはぜひ。よろしくお願いします。

価格1000円(税抜)。

上記価格は送料込み。「スマートレター」での発送、郵便受けへのお届けとなります。ご入金確認から発送手配まで5日ほど掛かる場合があります。予めご了承ください。

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