価格改定について。

Leather JKT 2024

重要な内容なので、ぜひ読んで頂きたい。

昨年のレザーJKTのオーダー受付時、各モデルのページにて「来年以降の価格に関して」という標題でお伝えした通り、今シーズンから全モデルの価格を改定させて頂くこととなった。

原皮、鞣し剤、染料、裏地やボタンなどの副資材、輸送コスト……、レザーJKTに関するすべての要素の価格が高騰し続けている。それらは一時的なものではなく、既に何年も高騰が続き、この先も続くものと思われる。

予測を遥かに超える原価の高騰を受け、生産ファクトリーであるワイツーレザーも今年(2024年)、10%ほどの値上げを実施している。そして、当然ながら「Original Garment Brothers」の各レザーJKTの製作費も値上がりする旨、通達があった。

以上のことから、大変心苦しい限りではあるが、今シーズンの価格を以下の通り改定させて頂くことにした。

馬革JKT(全モデル・全サイズ)
13万8000円(税抜)

鹿革JKT(全モデル・全サイズ)
14万8000円(税抜)

馬革JKT、鹿革JKT、共に昨年から8000円(税抜)の値上げ。本当に申し訳なく思っている。

思い起こせば、2018年に初めて「OG-1」をリリースした時の販売価格は12万5000円(税抜)。そして、2022年に初めての値上げを行い、馬革JKT全モデル13万円(税抜)とさせて頂いた。

2年後の今年、馬革JKTは全モデル13万8000円(税抜)。2018年の「Original Garment Brothers」設立時から、6年で1万3000円(税抜)の値上げをしたことになる。

その金額の捉え方は人それぞれだと思うが、オガワが販売するのはレザーJKTである。街ゆく人々が羨望の眼差しを向けるステイタス性の高いブランド品でもなく、10年後に価格が高騰している資産性の高いものでもない。「Original Garment Brothers」という無名のブランドが手掛けるレザーJKTである。

それでも、気に入った一着に袖を通し、体に馴染ませ、日々変化するエイジングを見れば心が躍る。お気に入りのジーパン、ブーツ、アクセサリーと共に、大切な人と旅をすれば、思い出も刻まれる。生涯手放したくないと思える「唯一無二の相棒」になりうるプロダクトを企画、販売しているという自負がある。

レザーJKTを購入することが最終目的ではなく、手に入れた後にエキサイティングな時間を楽しんでもらいたい。色々な所に連れて行ってもらいたい。本気でそう思っているからこそ、本質に基づいた適正な価格設定を貫いてきた。これからもそうだ。

とは言え……、今回、8000円の値上げ。その8000円があれば、1〜2回は食事に行ける。欲しいジーパン、欲しいブーツ、欲しいアクセサリーを購入する足しになるかもしれない。考えれば考えるほど、申し訳ない気持ちが溢れてくる。

今シーズン、ご購入を検討して頂いているブラザーには価格改定によってご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解頂けますと幸いです。プライス以上のワクワクと共に、ご満足して頂ける最高の一着をお届けいたしますので、引き続き「Original Garment Brothers」をよろしくお願いいたします。