伊藤一也の世界観。

「OG-11」Silver Top(End)

シルバーに生きる男。

アメカジ界だけで無く、モーターサイクルシーンやストリートシーンにおいても高い知名度と絶大な人気を誇る日本屈指のシルバーブランド「FIRST ARROW’S」。

作品から放たれる圧倒的な存在感とパワーは、代表、伊藤一也氏の生き様と強烈にリンクする。

中学二年の時、原宿の某ブランドが手掛けた作品に衝撃を受け、己の手でシルバージュエリーを作り出し、後世に残すことを心に決めた。若干17歳でシルバーブランドの門を叩き、21歳で独立。東京高円寺にファーストアローズを立ち上げた。1996年のことだった。

2006年には原宿に移転。中学生の頃に衝撃を受けた某ブランドの近くに店を構えた。以来10年以上の長きに渡り、新たなショップが生まれては消える超激戦区において、鉄壁の城を築き上げている。

仕事も趣味も、徹底的に貫く。

老若男女問わず、シルバー好きが東京を訪れた時に必ず立ち寄る聖地、ファーストアローズ原宿店。伊藤代表が全身全霊を注いで作り上げたシルバーが所狭しと並ぶ光景は圧巻だ。

オガワが初めてファーストアローズ原宿店を訪れたのは、「Daytona BROS」を立ち上げた2007年頃だったと記憶している。あれから13年、アイテムのラインナップは増えているが、空間の雰囲気、匂い、世界観は、何ひとつ変わっていない。

ブレないのは空間だけではない。

創作活動に追われ、どんなに多忙を極めても、ユーザーとのコミュニケーションを何よりも大切にする。全国を飛び回り、朝から晩まで全力で動き続けるその豪快なスタイルに、多くの人々は圧倒され、やがて虜になる。

ストロングスタイル。これもまた、知り合った頃から変わっていない。むしろ年々パワーアップしている。シルバーに生きる男の覚悟が、そこにある。

2017年、創業の地である高円寺に「FIRST ARROW`S ORIGINE」をオープンさせた。

ファーストアローズの原点を具現化した空間で、伊藤代表が手掛けたシルバーアクセをはじめ、ヴィンテージモーターサイクル、アンティークグッズなどがズラリと並ぶ。これらはファーストアローズの作品におけるインスピレーションの源であり、伊藤代表の世界観そのものでもある。

伊藤代表のヴィンテージモーターサイクル好きは有名だ。歴史的価値の高いマシンを、ただコレクションするだけではない。毎年、ヴィンテージハーレーのレース「A.V.C.C」に参戦。2018年には「FSCRクラス」のシリーズチャンピオンにも輝いている。

趣味のスケールは日本国内だけでは収まらない。所有するホットロッドをわざわざ海外に運び込み、世界的に名高い伝統のレースに参戦するなど、趣味の域を超越した活動は多くの人々を驚かせ続けている。

この男の作品を身に付けたい。

ファーストアローズを愛する多くの人々が、そんな伊藤代表の人柄、ライフスタイルに惚れ込み、相棒としてファーストアローズを選んだはずだ。

オガワ自身も同じだ。ブレることなく高みを目指し、突っ走る伊藤代表の姿に憧れを抱くと同時に、強烈な刺激をもらい続けている。だから、伊藤代表の作品を10年以上、愛用し続けている。この男の作品を身に付けていたいのだ。

そして「Original Garment Brothers」を立ち上げた当初から、いつか「あのデザイン」を再びカタチにし、世に問いたいと思い続けてきた。

その夢が、叶う時が来た。

「FIRST ARROW’S」×「Original Garment Brothers」。

「OG-11」の品番は、このモデルにこそ、相応しい。