「OG-14」オーダー開始。(終了)

「OG-14」Field JKT(End)

相棒を育てる愉しみ。

「Original Garment Brothers」のプロダクトは、すべてにおいてシンプルを貫く。それは厳選した素材の表情、職人の卓越した手仕事を存分に楽しんでもらいたいからだ。プロダクトは、素材の表情やエイジングを楽しむ最高の舞台だと考えている。無駄なディテールや過度な装飾は、まったくもって不要なのだ。

さっそく「OG-14」のディテールを紹介しよう。

「男は背中で語る」と言われるが、オガワ自身、ジャケットの後ろ姿には並々ならぬこだわりがある。モタつく背中はカッコ悪い。肩から背中のラインがしっかりと出る、程よくタイトなシルエットが好きだ。

腕を動かしやすくするためにアクションプリーツを設けるジャケットは多いが、肩の下辺りがボコッと立体的に膨らむ感じが好きではない。レザーJKTを含め、今までオージーブロスが企画してきたジャケットにおいて、アクションプリーツを設けたモデルは一着もない。

その分、アームホールの大きさや袖の取り付け角度を徹底的に検証し、サンプル製作を繰り返すことで、アクションプリーツが無くてもストレスを感じにくい肩周りを追求している。

生地の伸びも考慮に入れている。ブラザーの体型によっては、新品の「OG-14」の肩周りに若干の窮屈感を感じるかもしれない。だが、コットン100%のダック生地は着込むうちに伸びて、体のラインに馴染んでくる。

着込んで己の体に馴染ませる。そのプロセスもまた、楽しい。

新品時は硬くゴワつく肉厚のダック生地による一枚仕立ての「OG-14」には、「OG-4」や「OG-7」のように背中を上下に分割するヨークは設けていない。ヨークのステッチが背中に干渉し、着心地を損ねる恐れがあるからだ。その結果、研ぎ澄まされた日本刀のような、シンプルで潔いバックビューが実現した。

襟元のデザインも抜群にいい。襟は少し上を向かせ、閉めることのないトップボタンは省略した。開襟シャツのような佇まい。ワイルドでありながら、どことなく上品でアダルト。気に入っている。

SNSで何度も紹介している通り、2020年11月からダッジ・ラムバンが相棒となった。5.2リッターV8エンジンのサウンドが抜群に心地良く、暇を見つけてはドライブに繰り出している。冬場の運転中もジャケットを脱ぐことはない。着たまま運転するのがオガワ流だ。

だが、アメリカのフルサイズバンでありながら、以外なほど運転席周りに収納スペースが少ない。そこで、「OG-14」に4枚のポケットを用意した。メインポケットにショートウォレット「OG-9」、胸ポケットにiPhoneを放り込む。完璧だ。

襟元には、フライトJKT「A-2」のラベルをモチーフに製作したオリジナルラベル。ミリタリーテイスト溢れるモスグリーンのダック生地に最高にマッチしている。

ようやく辿り着いたダック生地は、表情の変化を存分に楽しめる唯一無二のマテリアル。そのエイジングはデニム生地よりも顕著だ。オガワが着用している「OG-14」の袖には、早くも立体的なシワが刻まれ、アタリが生まれている。

容赦せずガンガン着込むことが、この相棒との正しい付き合い方となる。

ボタンは黒塗りしたオリジナルボタン。何年も着込むことでブラック塗装が剥がれ、下地の真鍮色が顔を覗かす。黒塗りの打ち抜きリベットも同様のエイジングを楽しめる。

<色味に関して>
色味の表現が非常に難しい、モスグリーンのダック生地。ここに掲載している画像は、ディテールをしっかりと確認して頂くためにやや明るめに調整している。実際はもう少し落ち着いた、抜群に渋いモスグリーンだ。

撮影した「OG-14」は、一度洗濯して乾燥機に25分ほど放り込んでいる。そのため、生地に若干のアタリや凹凸が現れている。

裁断前の生地の状態でワンウォッシュ(生地洗い)しているため、着用後の洗濯&乾燥による縮みはほとんどない。基本的に乾燥機の使用は推奨していないので、各自の判断と責任で行って頂きたい。

長い付き合いになりそうだ。

骨太なブラザーが、より骨太になれる一着。
暑苦しいオガワが、より暑苦しくなれる一着。

着込むほどに表情の変化で応えてくれる相棒。日に日に、愛着が増していく。

毎度、写真映えしないメタボな男が登場して恐縮だが、お腹が少し出てきた愛すべきオヤジたちの参考になれば幸いだ。

<参考データ>
身長:165センチ
体重:81キロ
胸囲:107センチ
ウエスト:32〜33インチ
「OG-14」のサイズ:38
※2021年9月5日現在
※参考にならなかったら、ごめんなさい

<サイズに関して>
36〜44までの展開。

※上記はワンウォッシュ(生地洗い)後の数値です。
※上記は前ボタンを閉じ、床に平置きした状態で計測しています。
※個体差により数値には誤差が生じる場合があります。

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■身幅:左右の脇下の直線距離
■袖丈:肩の頂点から袖(カフス)の先端までの曲線距離

<サイズ選びのアドバイス>
「Original Garment Brothers」のジャケット類は、着用感や微妙な寸法の違いはあるが、基本的に全モデル、同じサイズ感に設定している。よって、既にご愛用頂いているブラザーは、同じサイズを選んで頂いて問題ない。

「OG-14」は、同じダック生地を使った「OG-7」のパターンをベースにしている。「OG-7」の裏地が無いサイジングと思って頂ければ分かりやすいだろう。

「OG-14」が「Original Garment Brothers」の初ジャケットとなるブラザーは、普段着ているジャケットなどを平置きにして寸法を測り、サイズチャートの数値と比較してサイズ感を確認して頂きたい。

また、既に各ジャケットを愛用してくれているブラザーが寄せてくれた、着用感の生の声「Bros Voice」もぜひ参考にしてほしい。

<価格>
2万4000円(税抜)

<納期>
2021年12月

※新型コロナウイルス感染状況や生産上の都合により、納期が遅れる場合があります。そのことをご理解の上、オーダー頂きますようお願いいたします。納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方は、オーダーをお控えください。

秋シーズンに着用してもらえるように準備を進めていたが、各部の微調整&サンプル製作を繰り返したため、リリースが遅れてしまったことをお詫びしたい。3シーズン活躍してくれる一着なので、冬場からでもガンガン着込んでもらえると嬉しい。

肉厚でタフなダック生地を使い、デニムの聖地、岡山児島の職人たちがハンドメイドで作り上げた「OG-14」。着ることを諦めなければ5年、10年と長く付き合えるモスグリーンの相棒を、この機会に手にして頂きたい。よろしくお願いします。

ご購入は「O.G.BROS.SHOP」にて

O.G.BROS.SHOP

THANK YOU SOLD OUT

<ご確認・ご注意>
※完全受注生産のため、ご注文後のキャンセル、サイズ交換、返品、返金、交換はできませんのでご注意ください。
※お一人様、一着のオーダーとさせて頂きます。複数オーダーをご希望される場合は個別にお問い合わせください。
※万が一、商品に欠陥があった場合は、返金にて対応させて頂く場合があります。
※サイズチャートの数値は実際の製品と誤差がある場合があります。
※縫製箇所から余分な糸が出る場合があります。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や着用により、ボタンやリベットが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※肌や体に異変を感じた場合はすぐに着用を中止し、医師にご相談ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※移染する場合がありますので、他の衣類や物に接する場合はご注意ください。
※洗濯は単品で行ってください。
※当製品における他製品への、色移り、汚損、破損、欠損、損害など、いかなる場合でも責任を負い兼ねますので、取り扱いには十分ご注意ください。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。
※オーダーを頂いた時点で、上記ならびに納期についてご了承頂いたものとさせて頂きます。