「OG-16」オーダー開始。

「OG-7」「OG-16」Shirt JKT(End)

サンプル完成から、約2年。

2021年夏、こいつはカタチになった。ダック生地の「OG-7」をデニム生地で仕立てた、ブランケットの裏地付き冬用JKTだ。

岡山児島のファクトリー、アパレルナンバの難波社長に依頼し、興味本位で作った一着。シャツJKTスタイルと14.5オンスデニムのマッチングが、想像以上に素晴らしい。気に入った。

本来であれば数か月の着用テストを経て、品番を与え、リリースとなるが、当時はまだ新型コロナウイルスの感染拡大によって行動が制限されていた時期。加えて、原材料高騰の影響による生地の入手困難も手伝って、製品化のタイミングを逃していた。

気が付けば、サンプル完成から2年近く。ようやく、リリースすることができた。品番は「16」だ。

「OG-7 オーダー開始」のレポートでも書いた通り、確保できたブランケットに限りがあるため少量生産となるが、個人的にもかなりオススメのプロダクト。ザラ感が強く、メリハリの効いた色落ちを期待させる、14.5オンスデニムがすこぶるご機嫌だ。

14.5オンスデニムとブランケット裏地の組み合わせ。いかにもヘビーな印象を受けるが、あっさりと裏切られる。ライニングに肉厚でソフトなブランケットを使っていることもあり、着心地の優しさはデニムJKT「OG-4」の上を行くと個人的に感じている。

縁起の良いプロダクト。

オガワは横浜在住だが、生まれは祖父母と伯父が住んでいた川崎。小さい頃、伯父はよく川崎大師に連れて行ってくれた。ズラリと並んだ屋台にワクワクが止まらなかった。

そんな幼少期の思いが強く、年末に交通安全祈祷、2月に厄除護摩祈祷、年二回、必ず川崎大師に足を運んでいる。

過去のSNSを見返すと、このサンプルが完成して以降、毎回「OG-16」に袖を通し、川崎大師に参拝している。特に意識していたわけではないが、これも縁というものなのだろう。オガワにとっては縁起の良い一着なのだ。

保温性に優れたウール混のブランケットは、かなり暖かい。メタボボディで武装したオガワは、真冬でもロンTの上に「OG-16」を羽織るだけ。首にマフラーを巻けば完璧。

シャツJKTスタイルは、不要なもたつきもなく、動きやすい。クルマの運転も苦にならない快適さ。一度袖を通したら最後、快適さ、便利さの虜になる。日に日に変化する表情に、愛着も増すばかり。気が付けば、長い付き合いになる。

今年の冬、ブラザーの新たな相棒として迎え入れて頂きたい。

Detail of OG-16

「OG-7」同様、シンプルなバックビュー。ボコっと膨らむアクションプリーツも、車のシートをキズ付ける腰元のサイズ調節ベルトも好きではない。男の後ろ姿はシンプルな方がいい。

ボディは14.5オンスデニム。デリバリー時は生地がプレスされているので無表情かもしれないが、一度、水洗い&陰干しをするとザラ感が強調され、逞しい表情を見せる。メリハリのある色落ちも楽しめるはずだ。

ライニングは「OG-7」と同じ、肉厚で保温性が高いウール混ブランケット。身頃だけでなく袖にも施している。ラインカラーのバリエーションも豊富だが、今回はダークレッドのラインが入るブランケットを採用。前身頃、後身頃でラインの柄合わせを施している。

一般的なデニムJKTはカジュアル色が強いが、ダークブラウンのコーデュロイ襟を採用することで、アダルトな一着に仕上がっている。コーデュロイには1インチ幅に入る畝の本数による「WALE」(ウェール)という単位がある。「OG-16」では6ウェールの希少な太畝(ふとうね)を採用。

フロントポケットは、新しく製作したオリジナルリベットで補強している。オリジナルリベットについては「OG-7 オーダー開始」で詳しく解説している。

オリジナルで金型から製作した「Original Garment Brothers」のドーナツボタン。使い込むほどに風合いを増す。

袖の縫い合わせ部分もリベットで補強。カフスにはオリジナルボタンを装着している。

オリジナルの織りラベル。オガワが若かりし頃に夢中になった、フライトJKT「A-2」をモチーフにした黒地に金文字の組み合わせ。

CAUTION!
裏地のブランケットは洗い加工&乾燥を施しているため、生地に歪みが生じます。そのため、ラベルを縫い付けたときにラインと並行にならない場合があります。

<サイズチャート>

※ブランケットの裏地付きのため、着用時(内寸)の「肩幅」と「身幅」は上記数値より若干小さくなります。

※上記はワンウォッシュ(生地洗い)後の数値です。
※上記は前ボタンを閉じ、床に平置きした状態で計測しています。
※個体差により数値には誤差が生じる場合があります。

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■身幅:左右の脇下の直線距離
■袖丈:肩の頂点から袖(カフス)の先端までの曲線距離

※「OG-7」「OG-16」とも、すべての生地は裁断前に洗い加工&乾燥を施しているため、着用後の洗濯&陰干しによって大きく縮むことはありません。ただし、乾燥機は大きく縮む場合がありますので使用しないでください。

<サイズ感に関して>

基本的に「Original Garment Brothers」のウエア類は、同じサイズ感に設定している。この原稿を書きながら「OG-7」「OG-16」と馬革JKT「OG-2」を着比べてみた。素材やスタイルの違いによる細かな着用感、着心地の違いはあるが、ほぼ同じサイズ感だ。デニムJKT「OG-4」とも同じサイズ感と言っていいだろう。強いて言うなら「OG-4」の方が、肩周りが微妙にタイトな気がする。無論、サイズ選びに影響するほどの大きな差ではなく、感覚的な差、個体差レベルの差だ。サイズの感じ方や好みは人によって異なるので、最終的には個人の判断でサイズを選んで頂きたい。

<価格>
2万9000円(税抜)

デニムの聖地として知られる岡山児島。トップクラスの技術と設備を誇るアパレルナンバの職人が完全ハンドメイドで仕立てるジャケット。少量生産になりますが、必ずご満足頂けるプロダクトだと思っています。

<納期>
2023年10月下旬

冬シーズンに着用して頂けるように、10月下旬のデリバリーを予定しています。しかしながら、新型コロナウイルス感染状況や社会情勢、生産上の都合により、納期が遅れる場合があります。

納期が遅れる場合(お届けが11月以降になる場合)には、こちらよりご連絡を差し上げますので、納期内での詳細スケジュール等のお問い合わせはご遠慮頂きますようお願いいたします。また、納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方はオーダーをお控えください。

「1日でも早く手にしたい」と思って頂けることは非常に嬉しいことですが、こちらからファクトリーに納期確認をする度に作業がストップしてしまうため、ご理解とご協力をお願いいたします。

以下も必ずご確認ください。

※お一人様、一着のオーダーとさせて頂きます。「OG-16」と「OG-7」、各一着ずつのオーダーは可能です。
※完全受注生産のため、いかなる理由でもオーダーのキャンセル、交換、返品、返金はできませんのでご注意ください。
※写真は実際の色味と異なる場合があります。
※縫製箇所、縫い終わり箇所から余分な糸が出る場合があります。
※旧式力織機で織り上げているため、デニム生地に織り傷、織りムラがある場合があります。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や使用により、ボタンやリベットが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※肌や体に異変を感じた場合はすぐに着用を中止し、医師にご相談ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※デニム生地の特性上、移染します。他の衣類や物に接する場合は、ご注意ください。
※洗濯は単品で行ってください。
※当製品における他製品への、色移り、汚損、破損、欠損、損害など、いかなる場合でも責任を負い兼ねますので、取り扱いには十分ご注意ください。
※オーダーを頂いた時点で、上記ならびに「O.G.BROS.WEB」「O.G.BROS.SHOP」内のすべての記載事項について、ご了承頂いたものとさせて頂きます。

ご購入は「O.G.BROS.SHOP」にて

O.G.BROS.SHOP

 

<メール受信に関して>
主に携帯キャリアメール(docomo、ezweb、softbankなど)において、オーダー時の自動送信メールは届いているにも関わらず、その後の手動メールが届かない事例が多発しております。オーダー確認後、1〜2日以内には必ず手動メールをお送りしていますので、オーダー手続きから3日以上経過してもメールが届かない場合には、大変お手数ですが(shop@ogbros.jp)までご連絡頂けますようお願いいたします。

オーダー前に、ショップアドレス(shop@ogbros.jp)の受信設定をして頂くと確実です。