「OG-5」オーダー開始。(受注終了)

Leather JKT 2019(End)

Gジャンタイプの理想形。

ここ数年、GジャンタイプのレザーJKT、特にファーストやセカンドをモチーフとしたモデルの人気の高さには、目を見張るものがある。

私も数年前に、ワイツーレザーの「素上げの分厚い馬革」「インディゴ染めの馬革」、素材違いで二着、ファースト仕様のレザーJKTを手に入れた。

今季はそんなGジャンタイプに独自のカスタムを加え、唯一無二の一着を作り上げようと考えた。それが「OG-5」だ。

ここでは「OG-5」の仕様、ディテールを解説。そして、オーダーを開始させて頂く。

オーダーの際は、本ページ下端の「O.G.BROS.SHOP」へのリンクボタンから、手続きを進めてもらいたい。

Detail of OG-5

<スタイル>
ベースは、ワイツーレザーのファーストタイプ。数あるGジャンタイプのレザーJKTにおいて、シルエット、着心地、縫製など、すべてにおいて最高の一着だと信じている。

同じ型紙を使いつつ、「OG-5」では着丈を2センチ伸ばし、胸ポケットを省いた。オヤジ世代も袖を通せる、クールでアダルトな一着を目指した。

<バックビュー>
シンプルな後ろ姿にも惚れ込んでいる。装飾的要素が強いアジャストベルトは、クルマの運転時にバックルでシートを傷付けることもある。不要なディテールだ。

<1枚革の下袖>
ワイツーレザーのGジャンタイプは下袖が2枚の革パーツで構成されているが、「OG-5」では1枚革に変更している。「シンプルを貫く」「パーツ点数は少ない方が好き」という個人的な好みから変更した。

<シワを前身頃と袖に配置>
馬革のシボの多い部位を「前身頃」と「袖」に優先的に使う。このサンプルは前身頃のシボ感が顕著。

当初、袖にはあまりシボ感が感じられず、おとなしい表情だったが、着込むうちに荒々しい皺が刻まれてきた。サンプルの着用期間は約1か月半くらい。

「OG-5」で使うフルベジタブルタンニン鞣しの馬革は、「シワ加工」を一切施さない、革本来の表情をダイレクトに楽しめる「素上げ」だ。最初はおとなしい表情でも、次第に荒々しい皺が浮いてくる。「羊の皮を被った狼」のような馬革だ。

<ボタン>
フロント&袖には、金型から製作したオリジナルのドーナツボタンを装着する。オリジナルボタンについては、シャツJKT「OG-7」のレポート記事「オリジナルボタンを作る。」で詳しく解説している。

<ネームラベル>
襟元には「Original Garment Brothers」の織りネーム。各プロダクトに共通して、この織りネームを縫い付けている。(レザーウォレットは除く)

<革の職人集団>
「OG-5」の仕立ては、業界屈指のレザーファクトリー「Y’2 LEATHER」(ワイツーレザー)の手に委ねられる。

「OG-2」は皺を楽しむ一着である。身頃の厚みが増すことを嫌い、内ポケットは装備していない。フロントの胸ポケットも省略しているため、「OG-5」にはポケットがひとつもないことになる。

また玄人向けなプロダクトを作ってしまった。

馬革の個体差に関して
巷では、全体に均一に皺が入っている馬革ジャケットも多い。「皺」を意図的に付けるために、仕上がった革をドラムで空打ちするなど、二次加工を施していることが多い。

一方、「OG-5」(OG-2も同様)で使う馬革は、表面に一切の処理を施さない完全な「素上げ」だ。傷や血筋すら隠さない、ダイレクトな表情が醍醐味だ。

素上げの馬革に、自分だけの歴史を刻む。そこにロマンを感じている。

「素上げ」である以上、「シボの多い革」「シボが少ない革」という個体差が発生する。半裁革1枚でも「シボのある部分とない部分」が発生する。

裁断師は可能な限り、シボの多い部分を前身頃と袖にレイアウトするが、それでもジャケット毎に個体差は生まれる。それこそ、一期一会の愉しみ。そこをご理解のうえ、オーダして頂きたい。よって……

「皺が多過ぎる」「皺が少ない」といったクレームは、ご遠慮願いたい。

一方、シボの多少に関わらず、厚めに鞣した馬革を1.3ミリに漉いているため、全体的に皺が浮きやすい革質になっている気がする。最初はおとなしい一着でも、数年後には荒々しい一着へと変貌する。「素上げ」ならではの経年変化を味わって欲しい。

サイズに関して

■肩幅:左右の肩(頂点)の直線距離
■着丈:背中の中央。襟の取付位置から裾の下端までの直線距離
■バスト:胸回りをぐるりと1周した寸法
■袖丈:肩の頂点から袖(カフス)の先端までの曲線距離

私の手元には「OG-5」と「OG-2」のサンプルがある。サイズは共に38。デザインや仕様の違いから、サイズチャート上での数値は若干異なるが、着比べてみると、驚くほどサイズ感やフィット感は近い。いやほぼ同等。

「OG-5」が「OG-2」とほぼ同等のサイズ感ということは、「OG-2」と同じ型紙を使っている「OG-1」のサイズ感とも同じということになる。

すでに「OG-1」を愛用してくれているブラザーたちから寄せられた、サイズ感などの「生の声」を、新コンテンツで掲載している。ぜひ、「OG-5」のサイズ選びの参考にして頂きたい。

「BROS VOICE OG-1」はこちら

私からの意見として……、「Original Garment Brothers」が企画するジャケットは、インナーにTシャツ1枚、ロンT1枚を前提としてサイズ設定している。シャツなら薄手だ。

痩せ型〜普通体型の方であれば大丈夫だと思うが、私のようなメタボ体型、もしくはマッチョ体型の方が、インナーに肉厚なスウェットやパーカー、ヘビーネルを着用したい場合には、ワンサイズ上げた方が良い場合もある。

バイクウエアとして着る場合も注意が必要だ。「OG-5」は街中での着用時に、美しいシルエットとなるパターンだ。袖丈も日常でベストな長さに設定している。背中にアクションプリーツも無い。

よって、ライディング時には前傾姿勢が取りにくく、袖も短く感じると思う。バイクユースに徹するなら、ワンサイズ上げた方がいいかもしれない。

<価格>
12万5000円(税抜)。

Gジャンタイプに「クセ」を加え、クールでアダルトな一着に仕立てた、唯一無二の相棒。価格は12万5000円(税抜)。

大量生産とは程遠い、本物の「素上げ」による馬革。確実に1.3ミリに揃えた「安定感」と「安心感」。シボの多い部位を前身頃や袖に使う特別な裁断。国内最高峰の技と経験を持つ「Y’2 LEATHER」による仕立て。絶対に満足して頂けるプロダクトだと信じている。

※お支払いは「全額支払い」または「一部入金」となります。詳しくは下記の<ご確認・ご注意>をご覧ください。

<オーダー締切>
2019年10月末頃

<納期>
2020年2月からオーダー順にてデリバリー。

オーダーを受け、生産数が確定してから、頑固一徹の親父が昔ながらの製法で馬革を鞣す。そのため、2020年2月頃からオーダー順にてデリバリーとさせて頂きたい。手元に届くまでお時間を頂戴するが、5月頃までをレザーJKTの着用シーズンと考えれば、まだまだ今季も楽しめるはずだ。

※オーダーが想定数以上に達した場合、順次、納期は後ろ倒しになります。その際は、当ページ、ならびに「O.G.BROS.SHOP」の商品ページに記載いたします。

Message from O.G.BROS.

オーダーからデリバリーまで、首を長くして数か月もお待ち頂くブラザーに対し、「待っている間も楽しんでもらう」ためには、何をすれば良いか。常に考え続けてきた。

私なりに導き出した答え。「雑誌」を作り、無料でお届けする。
(下写真はイメージ)

「Original Garment Brothers」のプロダクトだけを掲載する雑誌ではない。むしろ、そのようなページは少なくていい。誌面の主役は、様々な業界で見つけた、ブラザーたちの物欲を強烈に刺激する「モノ」「ヒト」「コト」だ。サイズは「B5版」あたりを予定している。

知らない人もいるかもしれないが、私は20年以上、雑誌作りに携わってきた編集者だ。出版社に勤務していた頃は、雑誌を作るにも「広告」が付きまとい、「書きたいこと」「言いたいこと」が叶わないことが多々あった。だが、今は違う。自由に雑誌が作れる。ぶっ飛んだ一冊が作れる。

「OG-2」そして「OG-5」をオーダーしてくれたブラザーには、12月頃(変更の可能性あり)に「O.G.BROS.MAGAZINE」をお届けする予定だ。

「Original Garment Brothers」が考える、Gジャンタイプの理想型にして最終型。渾身の一着。ぜひ、袖を通して頂きたい。

ご購入は「O.G.BROS.SHOP」にて。

THANK YOU SOLD OUT

※「OG-5(全額支払い)」「OG-5(一部入金)」をお選びください。

ご確認・ご注意
※後日、「予約確認書」を郵送にて送付いたします。
※予約注文時に商品代金の全額(別途送料がかかります)、もしくは一部前金として3万円(税抜)のお支払いをお願いします。
※一部前金として3万円(税抜)をお支払い頂いた場合は、ジャケット完成時に残金9万5000円(税抜)+送料をお支払い頂きます。
※決済時の消費税率に準じます。(一部前金による予約の場合、残金・送料は、消費税率10%となります)
※銀行振込によるご入金は、オーダー受付時の消費税率に準じます。
※このジャケットは完全受注生産です。予約のキャンセルはできません。商品代金、前金の返金はできませんのでご注意ください。
※納期は2020年2月予定。生産状況に応じて前後する場合があります。
※シワの量や場所には、ジャケットにより個体差がありますのでご了承ください。
※シワの量や場所に関するお問い合わせやクレームは一切お受けできません。
※天然素材の風合いを楽しむため、素上げで仕上げた馬革です。天然の「傷」「血筋」「トラ目」などは味わいのひとつと考えております。ご理解の上、ご購入ください。
※サイズチャートの寸法には誤差が生じる場合があります。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。