進化し続ける、馬革バッグ。
2019年に発表し、今回で7回目のオーダー受付となるブラックの「OG-6」。フラットヘッドのレザークラフト工房「ストックバーグ」から始まり、2022年からはグルーバーレザーで生産を行っている。現在に至るまでのプロセスやモノ作りの詳細は、過去のレポートにてご確認頂きたい。
毎回「今この瞬間の理想形」として「OG-6」を製作しブラザーにお届けしてきたが、決して現状に満足することなく、微調整や修正を繰り返してきた。目に見える変更から、言われても気付かない細微な変更まで様々だが、過去6回のリリースにおいて、一度たりとも前回から手を加えずに製作した「OG-6」はない。
決して優劣ではない。聞こえは悪くなってしまうが、オガワの「感覚」であり「ワガママ」であり「自己満足」である。

とは言えである。再販の度に微調整や修正を繰り返していると、ほぼほぼすべてのディテールに手を加えたことになる。近い将来、まったく手を加えず、前回仕様のままリリースする日が来ると思うが、今回のリリースにあたってはどうしても調整したいディテールがあった。

ボトムである。
それは検品作業中に湧いてきた欲求だった。過去6回リリースしたということは、6回のデリバリー作業を行ったということでもある。毎回ファクトリーから「OG-6」が届くと、まずは検品作業に取り掛かる。大きな段ボールに15個ほど、互いに干渉しないよう綺麗に収められている。
個々のバッグは、ハンドルがボディ側に倒された状態で袋に入れられている。そして、段ボールから取り出す時、オガワはバッグのボトムを優しく掴む。今まで1000を軽く超える数の「OG-6」に触れてきたオガワは、いつしか掴んだ瞬間にその個体の革質がわかるようになった。硬めの革質、柔らかめの革質……。
天然皮革である馬革には、当然ながら個体差がある。同じ革厚に揃えても、部位や繊維密度によって硬さが異なる。無論、強度や耐久性、質感にはまったく影響がないレベルだが、気分的には少しでもコシが強い方がいい。
そこでファクトリーであるグルーバーレザー徳永代表と原山氏に相談し、ボトムをよりカッチリさせるべく、内部に仕込んでいる芯材を厚くしてもらうことにした。
コンマミリ単位の違いなので、膨大な数の「OG-6」に触れてきたオガワ以外に、その差に気付くブラザーはいないだろう。これこそ究極の自己満足。「Original Garment Brothers」が貫く、ワガママなモノ作りでもあるのだ。

「Original Garment Brothers」が発表してきた「幅30センチに満たない小さなバッグ」も7兄弟となった。この先どれだけ兄弟が増えようとも、原点は紛れもなく「OG-6 Black」。まだ手にしていないブラザーには、ぜひこの機会に「The Origin」を迎えて頂きたい。
Detail of OG-6
今回初めて「OG-6」の存在を知り、オーダーをご検討頂いているブラザーのために、毎回同じ写真で恐縮だがあらためてディテールを紹介する。


ゴールドのダブルジッパー。引き手は手縫い。茶褐色のテープカラーはオガワのお気に入りで、馬革JKTやウォレットにも同色を使う。マチ(奥行)は約70ミリで自立もする。

ハンドルと根革に打たれた「OGBROTHERS」の文字が刻まれたオリジナルのカシメ。使い込むほどに風合いが増す。

バッグ内部には「Original Garment Brothers」のオリジナルラベルを縫い付けている。黒地に金文字の組み合わせは、フライトJKT「A-2」のラベルがモチーフ。

片側に内ポケットを設置。馬革でパイピングを施し、カシメで補強。厚めの芯材を仕切りに挟み込んでいるのでカッチリとしている。

Aging of OG-6
「OG-6」に使用する馬革は、下地をブラウンの染料で染めた後、表面をブラックの顔料で着色した「茶下地」。そのため、使い込んで表面のブラック層が擦れると、下地のブラウンが現れる。いわゆる「茶芯」や「茶下地」の馬革で仕立てられたレザーJKTやブーツと同じ表情のエイジングが楽しめる。
上の写真は以前、耐久性を確認するテストとして強制エイジングさせた個体だ。屋外での使用時、意図的に壁面や電柱に擦り付け、アスファルトの地面に接触させたりもした。雨天時には濡れることも厭わず、型崩れするほど揉み込むことも多々。馬革やステッチやパーツなど、ダメージを受けやすい箇所を探るためのハードなテストを行った。
テストを終えた姿は、オガワが「OG-6」の企画当初に掲げたテーマ「歴戦のレザーJKTのような馬革バッグ」そのものだった。
通常の使用において、これほどのエイジングに至るにはかなりの年月を要するだろう。だが「OG-6」を手にしたすべてのブラザーが、このようなエイジングに出会えるチャンスがある。
この素晴らしい姿を楽しんでもらうために、この先のリペアにも責任を持って対応させて頂く所存だ。


<馬革の個体差について>
日本が世界に誇る老舗タンナー、新喜皮革の熟練職人が昔ながらの製法で仕込んだフルベジタブルタンニン鞣しの馬革は、天然の表情を最大限に楽しめる反面、個体差もある。シボが少ない個体もあれば、多い個体もある。一期一会の出会いとして、相棒を迎えて頂ければ幸いだ。シワやシボなど、革質に関するご要望には一切お応えできないので予めご了承頂きたい。

<サイズ>
横幅:約290ミリ
高さ:約210ミリ(ハンドル含まず)
奥行:約70ミリ
<価格>
5万4000円(税抜)
2019年の発表以来、同一価格で販売してきましたが、ここ数年の革素材やパーツの高騰により、来年(2027年)生産分より価格改定を予定しております。現価格でのリリースは今回が最後となりますので、ぜひご検討ください。
<納期>
6か月〜8か月
ファクトリーにおける「OG-6」の生産は品質維持のため、一度に全受注数を生産するのではなく、生産→納品を数回に分けて行います。オーダー受付開始直後はオーダーが集中するため、オーダー開始直後にご注文頂いた場合でもオーダー順によってはお届けにお時間を要する場合があります。予めご了承ください。
昨今、上質な馬革の原皮の入手が非常に困難になってきております。オーダーを受けてから馬革を仕込むため、原皮の確保、タンナーの作業状況、天候、社会情勢等によって納期が大幅に遅れる場合があります。そのことをご理解の上、オーダー頂きますようお願いいたします。納期の遅れが発生した場合にお待ち頂けない方は、オーダーをお控えください。
納期に大幅な遅れが生じる場合には、当方より個別にご連絡を差し上げます。納期内(オーダー日より6か月〜8か月)における詳細スケジュール等のお問い合わせはご遠慮頂きますようお願いいたします。ご理解とご協力をお願いいたします。
オーダー前に以下も必ずご確認ください。
※お一人様、1個のオーダーとさせて頂きます。過去に同モデルをご購入頂いた方もオーダー頂けます。
※「OG-6」は完全受注生産です。ご購入者様のご都合によるオーダーのキャンセル、返金、返品、交換はできません。
※シワやシボの量や場所には個体差があります。また、天然の「キズ」「血筋」「トラ目」などが入る場合もあります。それらに関するご要望やお問い合わせ、クレームは一切お受けできません。
※一部の写真は使用サンプルです。お届けするのは新品となります。
※写真は実際の商品の色味と異なる場合があります。
※寸法には誤差が生じる場合があります。
※炎天下の車内や火の近くなど、高温になる場所での保管や使用により、ジッパーや金属パーツが熱くなることがあります。くれぐれも火傷にご注意ください。
※火傷やその他の怪我など、いかなる場合でも責任を負い兼ねます。
※オーダーを頂いた時点で「O.G.BROS.WEB」「O.G.BROS.SHOP」のすべての記載事項にご了承頂いたものとさせて頂きます。
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O.G.BROS.SHOP<メール受信に関して>
主に携帯キャリアメール(docomo、ezweb、softbankなど)において、オーダー時の自動送信メールは届いているにも関わらず、その後の手動メールが届かない事例が多発しております。オーダー確認後、1〜2日以内には必ず手動メールをお送りしていますので、オーダー手続きから3日以上経過してもメールが届かない場合には、大変お手数ですが(shop@ogbros.shop-pro.jp)までご連絡頂けますようお願いいたします。
オーダー前に、ショップアドレス(shop@ogbros.shop-pro.jp)の受信設定をして頂くと確実です。
Gmailアドレス宛の場合、迷惑メールフォルダなどの別フォルダに振り分けられることも多くなっておりますので、お問い合わせ前にご確認くださいますようお願いいたします。
