実験、茶芯が現れるまで。

Leather Wallet Project

百聞は一見にしかず。

ウォレットに使う馬革は、どんな茶芯を見せてくれるのか。昨年末に届いたセカンドサンプルの使用テストは継続して行っているが、この短期間では経年変化した姿をお見せすることはできない。

意識的に手を加えて「らしく」することは可能だが、それは「経年変化」ではなく「加工」だ。興味を持ってくれたブラザーに対して失礼極まりない。

とは言え、百聞は一見にしかず。しっかりと茶芯を楽しめることを、オガワ自身もこの目で確かめたい。皆さんにもご報告したい。そこで、同じ馬革を使い、簡単な実験をすることにした。

実験は簡単。セカンドサンプルを製作した際に余った馬革を小さくカットし、折り曲げて擬似的にエッジを作る。そして、エッジを色々な場所に擦り付ける。力を入れ過ぎず、ごく自然に擦り付ける。

擦り付ける場所は、日常の使用を想定した箇所。サンドペーパーの類は一切使用しない。今回は主にデスクの天板や縁、椅子の肘掛けにゴシゴシすることが多かった。

実験スタート。

↑正方形にカットした茶芯の馬革。セカンドサンプルを使用した少しだけ余った貴重な馬革だ。

↑折り曲げて擬似エッジを作る。そして、日常生活で擦れると思われる箇所に擦る。

↑擦り続けるとブラックの色味に変化。ブラックの色味が薄くなり、白っぽくなってきた。しばしこの状態が続く。

↑さらに擦り続けると、ようやく茶芯のブラウンが現れ始める。

↑さらに擦るとはっきりと茶芯が現れる。上のタイトル写真の方がわかりやすいかもしれない。

茶芯が現れた部分は、スベスベ、ツルツル。実際の使用では手の油分なども加わるため、もう少し濃いブラウンになると思われる。ランダムに擦り付けたため、ムラがあるのはご愛嬌。

手強い茶芯ではあるが、しっかりとブラウンを楽しめることが実証できた。

茶芯だけでなく、使い込むほどに光沢を増す馬革、飴色を楽しむ栃木サドル。革の経年変化を楽しむために仕立てたウォレット。発売を開始する準備は、整いつつある。