「LEATHER CRAFT AUTHORITY」発売中。

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オガワがフリーとなって初めて編集長を務めた雑誌「レザークラフト・オーソリティ」が双葉社より発売中だ。表紙は大和工房の大熊代表による迫力のカービングウォレット。カバー付きの豪華仕様の一冊だ。

エイジングこそ革の醍醐味。表紙をめくると人気ブランドの経年変化サンプルがずらりと並ぶ。レザーウォレットを中心にレザーバッグやレザーサンダルまで、1ページに1アイテム。贅沢な巻頭写真集となっている。

本誌前半では、アメカジ業界を牽引するレザークラフツマンたちが、門外不出の技と素材へのこだわりを惜しげも語ってくれた。一見すると同じような技、革、デザインでも、実は似て非なるブランド独自のこだわりが込められている。

彼らの手から生み出されるプロダクトも豊富に紹介。こだわったのは見せ方。美しいイメージ写真を多用し、革の質感をダイレクトに伝えることに注力した。これからレザープロダクトを購入しようとする人にとっては最高のバイヤーズガイドになるはずだ。

革という素材に対するマニアックな情報も網羅している。日本が世界に誇る老舗タンナー「栃木レザー」を訪れ、皮が革になる工程を追った記事は必見。気温や湿度、天候に左右される革の鞣しでは、職人の勘と経験が欠かせない。この記事を読むと、何気なく接していた栃木レザーの本当の価値を知ることができるだろう。

本誌後半では約40ページのボリュームを割き、レザークラフトを解説。監修は日本最大のレザークラフト専門店「クラフト社」だ。定番から高級品まで集めた工具カタログ。50種類以上の革素材を紹介する革図鑑。クラフト社の講師による基本テクニックもわかりやすく解説。

実践編として「カードケース」「ロングウォレット」「トートバッグ」の製作に挑戦。トートバッグは本誌のために型紙から新規製作した完全オリジナル。クラフト社の協力により、その型紙も付録として収録している。

永久保存版と言って過言ではない情報満載のレザークラフト専門誌。ご一読頂ければ幸いである。実はカバーを外すと、あの人気ブランドのレザーウォレットが表紙を飾っていたりする……。

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