Making of OG-13
シンプルだから、難しい。 多脂革バッグ「OG-13」と馬革バッグ「OG-6」。デザイン上の違いはダイヤキルトの有無。内部にウレタンなどを挟み込み、立体的に縫い進めていくダイヤキルトが無い分、「OG-13」の製作は簡素にな…
シンプルだから、難しい。 多脂革バッグ「OG-13」と馬革バッグ「OG-6」。デザイン上の違いはダイヤキルトの有無。内部にウレタンなどを挟み込み、立体的に縫い進めていくダイヤキルトが無い分、「OG-13」の製作は簡素にな…
「あの茶褐色」を我が物にする。 例えば、傷だらけのヴィンテージ・ヴィトンの革。例えば、紫外線に晒され続けたエルメスの鞍。革の魅力に憑かれた男たちは、飴色を通り越した「茶褐色」に並々ならぬ憧れを抱く。 あの色、あの表情を我…
頑固一徹なブラザーに捧げるロングウォレット。 2020年1月8日、伝説の革職人、亀太郎氏の手縫いによるロングウォレット「OG-8」を発表した。あれから間もなく2年が経過しようとしている。 その間、ショートウォレット「OG…
10年後も「原点」と呼べる一着。 理想のレザーJKTが作りたかった。そもそも、「Original Garment Brothers」という名称は、この一着のために考えたものだ。現在のように複数のプロダクトを発表することに…
進むべき道を象徴する、曲者JKT。 思い入れが強い一着だ。「OG-5」のベースモデル、それはワイツーレザーが定番としてラインナップするGジャンタイプだ。 オガワが「Daytona BROS」の編集長だった頃、私物の同モデ…
2年目を迎えた大人のカーコート。 心優しき大人の不良の一張羅。馬革カーコート「OG-12」。展開するレザーJKTのなかで、もっとも多くの問い合わせを頂戴している一着でもある。 すでに「OG-2」を所有するブラザーが、二着…
限られた男たちの装束。 万人受けはしない。均一で安定した表情のレザーJKTを求めている人にとって、「OG-15」に袖を通すことはストレスを伴うだろう。それほど強い個性を放つ一着だと断言できる。 だが、この手の個性、いや刺…
職人魂が投影されるプロダクト。 ただの革ジャンじゃないか。そう言う人もいるだろう。確かに「ただの革ジャン」に過ぎない。だが、一着のジャケットに注ぎ込まれる職人たちの手仕事を目の当たりにすると、「魂が宿る」と言う言葉が、カ…
エイジングと着心地を追求する裁断。 馬革の表面を縦横無尽に走るシワや立体的なシボが、たまらなく好きだ。「Original Garment Brothers」のレザーJKTは、一般的な皮革衣料では敬遠されるシワやシボを積極…
透き通るような、妖艶な赤茶。 6月、仕込んでいた馬革のサンプルが届いた。本来であれば大阪のファクトリーを訪ね、職人たちと共に確認するのだが、コロナ禍においては移動もままならない。やむなし。 紐を解き、ロール状に巻かれた馬…