オリジナルの生地を仕込む。
厚過ぎず、薄過ぎず。 岡山桃太郎空港に到着し、真っ先に向かったのは児島の美鈴テキスタイル。星の数ほど存在する生地の中から、オガワの脳内イメージにリンクする一枚を提案してくれる鈴木代表は、オージーブロスのモノ作りに欠かせな…
厚過ぎず、薄過ぎず。 岡山桃太郎空港に到着し、真っ先に向かったのは児島の美鈴テキスタイル。星の数ほど存在する生地の中から、オガワの脳内イメージにリンクする一枚を提案してくれる鈴木代表は、オージーブロスのモノ作りに欠かせな…
赤馬専用という考え方。 ここ数年、オガワは2本のボトムで過ごしてきた。メインとなる1本は、2020年に発表した「OG-10」。14.5オンスのセルビッチデニムで仕立てた、ワイドなデニムパンツ。時代に逆行する極太シルエット…
サンプル完成から、約2年。 2021年夏、こいつはカタチになった。ダック生地の「OG-7」をデニム生地で仕立てた、ブランケットの裏地付き冬用JKTだ。 岡山児島のファクトリー、アパレルナンバの難波社長に依頼し、興味本位で…
オヤジのジャケット、再び。 この骨太なジャケットを最後にリリースしたのは、2020年10月。早いもので2年半が経つ。初めて世に問うたのは、2019年。時が経つのは実に早い。 岡山児島、理想のダック生地を求め、膨大な生地サ…
ウォレットとの付き合い方。 2023年2月24日は一粒万倍日だ。「一粒の籾(もみ)が万倍に実る稲穂になる」と言われ、物事を始めるのに最適な縁起の良い日とされる。特に、新しい財布を手に入れる、使い始めるには最高の日として知…
「18」の品番を与える。 2023年を目前に控えた12月27日。亀太郎氏から最終サンプルが届いた。凄いウォレットが完成した。かつて見たことがないラウンドジッパーのロング。 今この瞬間の理想形。2020年に「OG-9」を作…
固定観念を覆すプロダクト。 2022年12月中旬、亀太郎氏から「セカンドサンプルが完成した」との連絡が入った。すぐさま東京足立の工房へと向かった。 内部デザインは再構築した。中央に小銭入れ、左右に札入れとカード収納をレイ…
百聞は一見にしかず。 ファーストサンプルに向けた打ち合わせの場合、あまり細部まで追い込み過ぎないように心掛けている。 具体的な脳内イメージや「こうあるべきだ」という譲れないディテールは必要だが、すべてにおいて明確過ぎるイ…
「くの字」のマチは、使わない。 2022年11月、亀太郎氏の工房を訪ね、ラウンドジッパーのロングウォレットについて意見交換を行った。いつも通り、オガワが持参した手書きのラフを元に、雑談からお互いの脳内イメージをリンクさせ…
無限の箱愛。 突然だが、箱が好きだ。子供の頃の「おもちゃ箱」。オガワにもあったであろう思春期の「宝箱」。直線で構成された無機質な箱には、いつだってワクワクが詰まっていた。 50歳に近づいた今も、その気持ちは変わらない。 …