デニムのプロを訪ねて児島へ。

Denim JKT Project

使用デニムは直感で選ぶ。

デニムの聖地として知られる岡山、児島。大規模デニムブランドの本拠をはじめ、生地屋や縫製工場、洗い場など、デニムに関わる大小の会社やファクトリーが集まるエリアだ。アメカジブランドのデニム製品も、大半が児島を拠点に生産されている。

今回「OG-4」を共に製作するパートナーは「アパレルナンバ」。人気アメカジブランドや一流アパレルブランドの生産を請け負うプロ中のプロだ。オガワの友人でもある難波鉄哉社長。彼がいなければ「DENIM JKT PROJECT」は成立しない。

星の数ほどあるデニム生地の中から「OG-4」のために選んだのは14.5オンスのセルビッチデニム。求めたのは「しなやかさ」と「適度なコシ感」。

「着心地」と「色落ち」のバランスを考えると14オンス前後がベスト。「OG-4」において、それ以上のヘビーオンス、過度な特濃色、極度のザラ感は求めてはいない。

候補に挙げた複数のデニム生地をワンウォッシュ。実際に触った直感で選んだ生地が、旧式力織機で織り上げられた14.5オンスのセルビッチデニムだった。

アナウンスでは14.5オンスだが、実際は14オンス程度と思える心地良い手触りに惹かれた。正直、オンスににこだわりはない。こだわるのは、ストレスを感じさせず、抜群の着心地を与えてくれるかどうかだ。

そして、程良く濃いインディゴ色と適度なコシ感。こいつはきっと大人の「色落ち」も楽しませてくれるに違いない。

難波社長に「シルエット」と「ディテール」のリクエストを伝え、まずは型紙の製作を依頼。型紙が完成次第、オガワが試着できるサイズ38のファーストサンプルを仕立ててもらうことを約束して、横浜の自宅に戻った。なんとも後ろ髪を引かれる思いだ。

コーデュロイへのこだわり。

横浜の自宅に戻ったオガワには、もうひとつ重要な仕事が残っていた。襟に使うコーデュロイの選定だ。コーデュロイにも様々な種類が存在する。色や厚みはもちろんだが、見た目の印象を決めるのは「畝」(うね)の太さだ。畝とは、あの縞模様の縞のこと。

コーデュロイには「WALE」(ウェール)という単位があり、1インチ幅の畝の本数を示す。シャツには21ウェールなど「細畝」の生地が使われることが多いが、「OG-4」の襟には「太畝」に分類される7ウェールのコーデュロイを採用することにした。これより畝が太くても細くても、イメージから外れてしまう。

色も悩んだ。同じキャメルカラーでも、業者が異なると色味も畝の雰囲気も微妙に異なる。欲しいのは、光の加減でゴールドのような光沢を放つキャメルカラー。片っ端からネットで業者を探し、生地サンプルを取り寄せた。ようやく理想のキャメルカラーに出会い、生地を買い占めた。そして、アパレルナンバへ送った。

すべての準備は整った。あとはファーストサンプルが仕上がる日を待つのみだ。