譲れない、ふたつのディテール。
「くの字」のマチは、使わない。 2022年11月、亀太郎氏の工房を訪ね、ラウンドジッパーのロングウォレットについて意見交換を行った。いつも通り、オガワが持参した手書きのラフを元に、雑談からお互いの脳内イメージをリンクさせ…
「くの字」のマチは、使わない。 2022年11月、亀太郎氏の工房を訪ね、ラウンドジッパーのロングウォレットについて意見交換を行った。いつも通り、オガワが持参した手書きのラフを元に、雑談からお互いの脳内イメージをリンクさせ…
無限の箱愛。 突然だが、箱が好きだ。子供の頃の「おもちゃ箱」。オガワにもあったであろう思春期の「宝箱」。直線で構成された無機質な箱には、いつだってワクワクが詰まっていた。 50歳に近づいた今も、その気持ちは変わらない。 …
理想を具現化した一着。 生まれて初めて夢中になった革ジャンが、フライトJKT「A-2」だった。アルバイト代を握りしめ、代官山の奥地、小さなショップで初めて購入した一着。日の光に当たると真っ赤に輝いた、セットブラウンの「A…
心優しき大人の不良の一張羅。 レザーJKTに興味を持った若かりし頃から、カーコートというスタイルが気になっていた。だが「若造の自分には似合わない」という先入観から、手を出せずにいた。 オガワにとってカーコートは大人の一着…
茶馬で仕立てた、名脇役。 決して主役になることはない。だが、こいつがいなければ「Original Garment Brothers」のモノ作りは語れない。まさに名脇役。そんな「OG-5」が堪らなく好きだ。 「クセモノ 5…
シンプルを極めた馬革JKT。 2018年「Original Garment Brothers」は、一着の馬革JKTから始まった。研ぎ澄まされた日本刀のようなシングルライダースを作りたい。「Daytona BROS」の編集…
1.3ミリ均一に割る。 2020年から「Original Garment Brothers」のレザーJKTに使う馬革は、すべてに「割りの一手間、揉みの一手間」を加えている。 過去のレポートでも説明しているが、若かりし頃か…
馬革を楽しむ、ノーポケット。 展開する4モデルのレザーJKTの中で、クセモノと称される「OG-5」。品番から分かる通り、オージーブロスの初期から続くプロダクトだ。 数年前、アメカジ界で一大ブームを巻き起こした、Gジャンタ…
2022年は、赤馬3モデル。 昨年発表した赤馬は「OG-15」だけだったが、今シーズンは新たにシングライダース「OG-2」、カーコート「OG-12」も赤馬で仕立てることにした。 当初、赤馬の新規投入は「OG-12」だけを…
夢をカタチにした、赤馬。 昨年、新たに投入した赤茶色の馬革。職人の手仕事によって染料が塗り込まれた馬革は、日の光を浴びることで得も言われぬ「赤」を纏う。まさに「赤馬」。 手染め特有のムラ感を楽しめる赤馬は多くの骨太なブラ…